倒産した工場や閉店した店が目立つ商店街(左・中)と、賃金の支払いを求めて集まり抗議する労働者、その場で治安維持にあたる警察(右)、中国。(映像よりスクリーンショット)
店は消え給料も消えた 帰省できない人があふれる

旧正月前の中国 倒産と夜逃げが続出し賃金未払いが急増

旧正月を前にした中国で、倒産や夜逃げが各地で相次いでいる。工場や会社の社長が突然姿を消し、店は一夜で空っぽになる。仕事の代金を受け取れない業者や、給料をもらえない労働者が取り残されている。

かつてにぎわった商店街では、シャッターを下ろす店が目立つ。スーパーや飲食店、自動車販売店まで次々に閉店し、街全体が冷え切った印象だ。

背景には、個人消費の落ち込みとネット通販の拡大がある。ゼロコロナ政策による外出制限をきっかけに買い物はオンライン中心となり、実店舗は客を失った。企業は人員削減や給料カットを進め、失業者は増え続けている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のアルミ各社が国内の生産能力規制を背景に海外進出を加速。公表済みの海外製錬事業は計画を含め年産能力1500万トン以上に上る。世界の需給は2027年に供給過剰へ転じる可能性があるが、投資規制や電力供給などが計画実現を左右する
中国の公式GDP成長率は1〜9月で4.6%となったが、欧米の調査機関は実態との食い違いを指摘。ロジウム・グループは2026年通年の成長率をほぼ0%と予測した。不動産不況や消費低迷が続く中国経済の実態と、公式統計への疑問を探る
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘
米国防情報局が中国の秘密の再使用型宇宙機を捉えた鮮明な衛星写真を初公開。機体は米軍の無人宇宙往還機「X-37B」に酷似し、「神龍」の可能性が指摘されている