中共軍報 軍内大規模粛清の継続を示唆
2月9日付の中国共産党(中共)機関紙「解放軍報」は評論記事を掲載し、軍内に残る腐敗問題がいまだ完全には一掃されていないと指摘したうえで、政治的な整訓(整理と訓練)を通じて腐敗の温床を根本から取り除く必要があると強調した。複数の評論は、この記事が軍に対する政治的統制と整訓のさらなる強化・継続を示唆しているとの見方を示している。
署名入り評論「政治上強是最根本的強」は、「軍を強くするには、まず政治的に盤石でなければならない。政治面での強さこそが最も根本的な強さである」と主張したうえで「政治を軽視するいかなる人や行為とも断固として闘争し、党が人民軍隊を絶対的に指導する体制を確保し、銃は常に党の指揮に従うことを徹底しなければならない」と記した。
同記事は、中共の軍隊にとって政治を重んじることが常に第一の要求であり「政治の関門を必ず守らなければならない」とし、政治的に堅固でなければ自ら崩壊すると論じた。また「もし政治能力に欠陥があれば、他の能力がどれほど強くても頼りにならない」とも記した。
関連記事
中国共産党軍内部で、過去12年にさかのぼる大規模な調査が進められていることが分かった。調査は中堅・上層部の将校らに広がっており軍内では前例のない不安と動揺が広がり、実戦能力より政治的忠誠が優先される体制への転換に懸念が強まっている
習近平が政権を握って以来、自ら抜擢した党・政府・軍の側近が相次いで失脚、あるいは消息不明となっている。軍から党内に至るまで習近平に対し二心を抱く者が多く、すでに威信は大きく揺らいでいる
中共当局による懸賞付き指名手配を受けた台湾のインフルエンサー八炯氏が、海外の中共領事館で出頭を試みたものの受け付けられず、その様子を収めた動画が注目を集めている
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
中国共産党(中共)の「両会」は12日に閉幕し、すでに10日が経過したが、中共の党首習近平は、例年通り3月中旬に北京を離れて視察を行うことがなかった。これがメディアの注目を集めている。