正月を前に閑散とする中国の農村。人影は少なく、肉すら買えない住民もいるという。2026年2月。(映像よりスクリーンショット)
経済失速で人は戻らず 空き村と貧困が広がる

中国農村から消えた正月のにぎわい

中国の農村で、旧正月の雰囲気が急速に薄れている。本来なら、家族が集まり食卓を囲み、村が一年で最もにぎわう時期であるはずだが、今年は様相が一変した。

多くの村でまず目につくのは、人の少なさである。北部の地域では、大通りに人影がほとんどなく、かつての帰省ラッシュが見る影もないほど静まり返っている。「昔はこの時期、村がいちばんにぎやかだった。今は空っぽだ」と語る住民もいる。

この背景には、出稼ぎ労働者の収入減少と賃金の未払いがある。仕事が見つからず、雇い主から3か月分の給料を受け取れないまま、帰省の費用すらままならない人も少なくない。「金が入ったら帰るつもりだが、いつになるか分からない」と訴える声もある。

▶ 続きを読む
関連記事
中国AI「豆包」で、歴史上の大統領を検索すると人気俳優の画像が表示される騒動が発生。有料化直後だっただけに、「これで課金?」と批判が広がり、中国SNSでトレンド入り
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。
中国石油タンカーが今週、ホルムズ海峡の入り口付近でイラン軍の攻撃を受けた。イラン戦争勃発以来初めて。中共当局は中国船と認めず、専門家からは、当局が事件の影響を抑えようとしている可能性があると指摘
中国SNSで「皇帝を撃つ」動画が拡散。コメント欄を埋め尽くす歓声と、反乱めいた声。削除されても止まらない、中国SNSで続く「深夜の反乱」とは