アメリカ海軍のリンカーン空母打撃群がすでにペルシャ湾に進入しており、トランプ米大統領はこれを「巨大な米海軍艦隊だ」と述べた。(Canadian Armed Forces photo by Cpl. Djalma Vuong-De Ramos)

イラン危機 イスラエルのネタニヤフ首相が開戦宣言か

イスラエルのネタニヤフ首相が聖書引用「今は戦いの時」と宣言。トランプ緊急会談、イランミサイル急増、ロシア撤収、テヘラン爆発で中東火蓋切る?最新分析である。

ここ数日前までは、「イラン政権に対する戦いはいつ始まるのか」と多くの関係者が推測していた。ところが2月11日、イスラエルのネタニヤフ首相の一連の行動と発言により、中東地域、さらには世界秩序を根底から変容させかねない「最終局面」において、火蓋を切ろうとしている主体が、すでに忍耐の限界に達していることが浮き彫りになったのである。



本題に入る前に、一つの象徴的な出来事を紹介しておきたい。9日、世界最大級の予測市場「Polymarket」に、突然、不審なアカウントが現れた。ある正体不明の人物が、いきなり10万ドル(約1530万円)の資金を投入して賭けを行ったのである。



その賭けの対象は、「アメリカが2月9日夜にイランへの軍事攻撃を行うかどうか」であった。当時、市場が織り込んでいた確率はわずか2.5%にすぎなかった。言い換えれば、もしこの賭けが的中していれば、10万ドル(が一気に約400万ドル(約6億1千万円)規模へと膨らむ計算である。

賭けは結果的に不成立に終わったものの、この異常な取引は、「嵐の前触れ」を示す不穏な兆候として、市場関係者や安全保障専門家の間で強い警戒感を呼び起こした。

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