アメリカの学者3人 65年前に「2026年世界終末」を予言

世界の終末をめぐる予言は、これまでもたびたび語られてきました。核戦争や小惑星の地球衝突、超巨大火山の噴火などが代表例ですが、今から65年前に発表されたアメリカの研究論文では、まったく異なる原因による「世界の終わり」が予測されていました。それは人口の爆発的増加です。

1960年11月、アメリカ・イリノイ大学のハインツ・フォン・フェルスター、パトリシア・M・モラ、ローレンス・W・アミオットの3人は、学術誌『サイエンス』に「世界終末――西暦2026年11月13日、金曜日。過去2000年間と同じペースで人口が増加し続けるならば、この日、人類人口は無限大に近づく」というタイトルの論文を発表しました。急激な人口増加が続いた場合、世界規模の破綻が2026年11月13日(金曜日)に起こる可能性があると警告したものです。

イギリス紙『デイリー・エクスプレス』が1月8日に報じたところによると、3人は20世紀の西側諸国の社会発展を分析した結果、この結論に至ったといいます。

彼らは、医療技術の進歩が世界人口の急増を後押ししていると指摘し、2026年のある時点で人口が「無限大に近づく」勢いとなり、その結果、深刻な食糧不足が生じる可能性があると予測しました。

1960年当時、世界人口は約30億人でしたが、2026年初頭にはすでに80億人を超えています。ただし、現在では人口増加率は徐々に鈍化しており、推計によれば、世界人口が減少に転じる転換点は2080年ごろになるとされています。
 

一部の富豪は「終末」に備え始めている

現代の農業技術の進歩は人口増加に一定程度対応しており、こうした過去の終末予測については、現時点で直ちに危機が訪れると考える必要はないという見方もあります。しかし一方で、一部の富裕層が将来の不測の事態に備えた準備を進めていることも事実です。

その代表例として挙げられるのが、アメリカ・メタの創業者兼最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカーバーグ氏です。同氏はハワイに約1600エーカーの土地を約1億8700万ドルで購入し、高級牧場の建設を計画していると報じられています。そこには独立したエネルギー供給や食料備蓄を備えた、延べ床面積約5000平方フィートの地下シェルターも含まれているとされています。

同様に、アメリカ・アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は、フロリダ州インディアン・クリーク島に総額約1億4700万ドルで2軒の不動産を購入しました。また、オラクル共同創業者で会長のラリー・エリソン氏は、ハワイのラナイ島の大部分を所有していることで知られています。
 

米メディアが選ぶ「世界終末」の避難先14カ所

こうした背景を受け、アメリカ経済メディア『ビジネス・インサイダー』は、「世界終末に備えた避難先」として適した世界14カ所を紹介しました。選定理由には、地理的な隔絶性、高地であること、食料の確保が可能であること、鉱物資源が豊富であることなどが挙げられています。

選ばれた地域は、アイスランド、イギリス・スコットランドのルイス島、スイスの首都ベルン、南大西洋に位置するイギリス領トリスタン・ダ・クーニャ、南アフリカのケープタウン、タイのチェンマイ、インドネシアのプンチャック・ジャヤ、アメリカのグアム、デンバー、カンザスシティ、カナダ北西部のユーコン準州、イギリス領ヴァージン諸島のネッカー島、南米最南端の火地島、そして南極大陸です。

(翻訳校正 正道勇)

陳俊村