中国共産党軍部の高官の腐敗は次々と後を絶たない。(Feng Li/Getty Images)

張又俠の罪状変更か? 政治問題から「官職売買」へ

張又俠をめぐる事態が波紋を広げ続けている。中国軍に近い情報筋が最近、当局が「官職売買」の容疑で張又俠と劉振立を立件する準備を進めていると明かした。

かつて当局が言及した「軍事委員会主席責任制を著しく踏みにじり破壊した」という容疑と比較すると、今回の手法は政治問題を刑事事件にすり替えて処理するものだ。手続き上、進めやすくなるメリットがある。つまり、実質的な権力闘争が「反腐敗問題」として再包装された形だ。

張又俠と劉振立の調査が公表されてから、すでに丸一ヶ月が経過した。張が正式に逮捕されたかどうかについて、現時点で確認できる権威ある公開情報はないが、巷や海外メディアでは複数の説が飛び交っている。

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中国の全人代常務委員会で軍将領9人が一斉に罷免された。これは習近平が進める軍浄化の加速と「軍改革」の綻びを示唆している。一方で有力者の張又侠らは免れており、軍内部で激しい権力闘争が続く
米ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は、習近平が軍に対して行っている大規模な粛清が、中共軍の作戦能力に疑念を抱かせる要因になっていると発表した
軍関係者に近い人物によると、中共当局が張又俠と劉振立を「官職売買」の疑いで処罰する方向で準備を進めている