優れた記憶力を持つ高齢者の脳には、依然として高い再生能力が残っていることが研究で明らかになった (Shutterstock)

「スーパーエイジャー」はなぜ認知症にならないのか 研究で判明した理由

人間の脳は加齢とともに衰える。しかし、80代や90代であっても、50代や60代と同等の記憶力を維持している人々がいる。イスラエルと米国の科学者による最新の研究で、これら「スーパーエイジャー」の脳には再生能力があり、同年代の人々よりも多くの新しいニューロン(神経細胞)を生成していることが明らかになった。

80歳を超えても明晰な頭脳を持ち、日常の出来事や過去の個人的な経験を50代、60代並みの認知能力で記憶している人は、スーパーエイジャーと見なされる。この現象は、老化後も脳が生物学的な活性や適応性、柔軟性を維持できることを示唆しているが、その背後にある理由は長らく謎のままであった。

先日、科学誌『ネイチャー(Nature)』に掲載された研究によると、研究チームがスーパーエイジャーの脳サンプルを詳細に分析した結果、「若いニューロン」が重要な役割を果たしていることが判明した。スーパーエイジャーが生成する若いニューロンの数は、健康な成人の2倍、アルツハイマー病患者の2.5倍に達していたという。

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