2026年3月22日、アラブ首長国連邦(UAE)北部ラス・アル・ハイマ沖、ホルムズ海峡付近を航行するばら積み貨物船「ベルレイ」(Getty Images/Getty Images)

イラン 条件付きで海峡開放 トランプ氏の要求に対応

イランは3月22日、ホルムズ海峡の通航について、事前に同国と調整すれば船舶の通過を認めると表明した。ただし、「敵対国」の船舶は対象外だと強調した。

これは、トランプ大統領がイランに対し、海峡の開放を強く求めてから数時間後の動きとなる。国際海事機関に駐在するイラン代表のムーサヴィ氏は声明で、「すべての船舶は事前にイランと安全面で調整すれば、ホルムズ海峡を通過できる」と述べた。

一方、複数のメディアは、イランが日本船舶の通航を認める方向で東京と協議に入ったと報じた。茂木敏充外相は22日、事実ではないと否定し、日本がイランと単独で交渉する考えはないと強調した。

こうした動きについて、専門家は、イランがアメリカの同盟国の分断を図る狙いがあると分析している。

また、主要7か国の外相は21日、共同声明を発表し、イランによる民間人やエネルギーインフラへの攻撃を強く非難した。声明は、各国が航行の安全確保に向けた対応を取る構えであることを強調している。

関連記事
ベッセント米財務長官は4日、アメリカとイランが同日または5日にも合意に達し、ホルムズ海峡を再開して商船の自由な航行を回復させると述べた
米シンクタンクのリック・フィッシャー氏は、中共がイランに戦略情報や軍事部品を提供し、米軍の弾薬消耗を狙っていると指摘した。台湾侵攻への布石や、米国内で拡大する影響力についても警告した
イランは中国製の携帯式地対空ミサイル最大400基を受け取る見通しだと報じられた。トランプ大統領は、事実であれば習近平に「失望する」と述べ、武器供与をけん制した。中共外務省は報道を否定
トランプ米大統領は29日、米国はイランのあらゆる動向を把握しており、「ピックアックス山」の核施設を厳重に監視していると語り、イランをけん制
ヘグセス米国防長官は上院公聴会で、米イラン戦争中に中国とロシアが「程度の差はあるが」イランの活動を支援していたと証言した。中東、欧州、太平洋で米国が直面する軍事的脅威にも言及