イラン 条件付きで海峡開放 トランプ氏の要求に対応
イランは3月22日、ホルムズ海峡の通航について、事前に同国と調整すれば船舶の通過を認めると表明した。ただし、「敵対国」の船舶は対象外だと強調した。
これは、トランプ大統領がイランに対し、海峡の開放を強く求めてから数時間後の動きとなる。国際海事機関に駐在するイラン代表のムーサヴィ氏は声明で、「すべての船舶は事前にイランと安全面で調整すれば、ホルムズ海峡を通過できる」と述べた。
一方、複数のメディアは、イランが日本船舶の通航を認める方向で東京と協議に入ったと報じた。茂木敏充外相は22日、事実ではないと否定し、日本がイランと単独で交渉する考えはないと強調した。
こうした動きについて、専門家は、イランがアメリカの同盟国の分断を図る狙いがあると分析している。
また、主要7か国の外相は21日、共同声明を発表し、イランによる民間人やエネルギーインフラへの攻撃を強く非難した。声明は、各国が航行の安全確保に向けた対応を取る構えであることを強調している。
関連記事
トランプ氏は、イランがホルムズ海峡を封鎖すれば壊滅的な攻撃を加えると警告し、米国による海峡管理にも言及
米イラン交渉は現地時間の日曜日からルツェルン湖畔のビュルゲンシュトック・リゾートで行われる予定である
ホルムズ海峡やレバノン情勢を巡り緊張が続く中、ヴァンス米副大統領が延期されていたスイスでの実務者協議へ出発。ヒズボラとイスラエル軍の激しい衝突が影を落とす中、和平覚書の履行と核問題の進展を目指す
トランプ大統領はイランとの覚書締結について、軍事衝突による世界経済危機を回避するためと説明。強硬派の批判に反論し、合意は実質的な「無条件降伏」と主張した
ホワイトハウスは、実務調整の遅れからヴァンス副大統領のスイス訪問を延期すると発表した。トランプ大統領らが署名した暫定合意(MOU)に基づき、海上封鎖は解除されたものの、今後の核交渉の先行きは不透明だ