イメージ画像。学校前を歩く若者たちと「中国夢」の広告、2018年3月12日、北京。(Greg Baker/AFP/Getty Images)
仕事も将来も不安 だから心を楽にすることにお金を使う

中国で広がる「癒やしの出費」 若者が将来より今を選ぶ理由

中国の若者の間で、少し変わったお金の使い方が広がっている。将来のためではなく、「今の気持ちを楽にするため」にお金を使う動きだ。

たとえば、ガチャのように「何が出るか分からない楽しみ」でおもちゃを買ったり、週末に陶芸やアクセサリー作りを体験したりする。ペットを飼ったり、好きなキャラクターやアイドルにお金を使う人も多い。どれも共通しているのは、「役に立つか」より「気分が楽になるか」が基準になっている点だ。

なぜこうした動きが広がっているのか。背景にあるのは、若者たちの強い不安だ。就職は難しく、給料も上がりにくい。結婚や住宅購入も簡単ではない。努力しても生活が安定するとは限らない現実がある。

▶ 続きを読む
関連記事
中国広西で豪雨とダム決壊により大規模洪水が発生。貴港市の学校では1万人超の教職員と学生が孤立し、物資不足や避難遅れが深刻化。毒蛇流入の報告もあり、救助体制の不備が浮き彫りとなっている。
EVやAI、海外の港への投資まで軍事戦略と一体化。中国が進める世界規模の構想とは?
習近平政権は「反腐敗は長期戦」と強調。しかし内部関係者は、「本当の狙いは不忠な幹部の排除だ」と指摘する
「親の車は何ですか?」中国・山東省の公立中学校が、新入生に親の勤務先や役職だけでなく、車のブランドや購入価格、借金の有無まで申告させていたことが判明。「家庭の格付けではないか」と批判が殺到
中国の自動車ディーラーは経営圧力が強まっている。7割超の店舗が上半期の販売目標を達成できず、販売員の収入減や管理職給与ゼロの動きも伝えられている