2026年4月1日、フロリダ州ケープカナベラルのケネディ宇宙センターから、NASAのアルテミスII宇宙打ち上げシステムロケットとオリオン宇宙船が打ち上げられた(T.J. Muscaro/The Epoch Times)

NASAのアルテミスII 月を周回する歴史的ミッションへ向けて離陸

 人類は再び月への道を歩み始めた。

NASAのリード・ワイズマン(船長)、ビクター・グローバー(パイロット)、クリスティーナ・コック(ミッション・スペシャリスト)、そしてカナダ宇宙庁のジェレミー・ハンセン(ミッション・スペシャリスト)の4名の宇宙飛行士を乗せたアルテミスIIは、4月1日午後6時35分頃、フロリダ州のケネディ宇宙センターから無事打ち上げられた。月を周回して帰還する10日間の任務が始まった。

今回の打ち上げは、NASAが誇る巨大月ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」と、宇宙船「オリオン」の両方にとって初の有人飛行となった。また、欧州宇宙機関(ESA)が提供し、電力、環境制御、推進力を担うオリオンのサービスモジュールの、有人での初試験飛行でもある。

▶ 続きを読む
関連記事
一時は時速2万5千マイル(約4万km)に達した宇宙船オリオンは、わずか時速20マイル(約32km)で海面へと降下した。乗組員4名全員の健康状態は極めて良好と報告されている
2026年4月、アルテミス2号が人類史上最遠の宇宙へ到達。アポロ13号の記録を56年ぶりに塗り替え、有人での月周回や日食観測を完遂した。宇宙から届いた感動のメッセージとともに、歴史的ミッションを振り返る
米航空宇宙局(NASA)の有人月探査「アルテミスII」は月裏側へ初接近し、人類最遠記録を更新する見通し。約6時間にわたるフライバイで、NASA長官が地球外生命の存在を示す証拠を見つける可能性は高いとの認識を示した
NASAが公開した54年前後の地球全景比較写真が話題だ。アポロ17号の「ザ・ブルー・マーブル」と、アルテミス2号が捉えた新時代の幕開けを告げる「ハロー・ワールド」。地球の美しさが人々の心を打つ
NASAは、月面基地建設や予算再配分による探査加速を鮮明にした。トランプ氏の主導で米国は、中国との宇宙覇権争いで圧倒的優位に立ち、月の戦略的支配を狙う