2026年1月6日、1隻のタンカーがベネズエラのマラカイボ湖を航行中である(Margioni BERMÚDEZ/AFP via Getty Images)

ホルムズ海峡は完全封鎖されず 多数のタンカーが追跡逃れ航行

多くの主要メディアが「イランがホルムズ海峡を封鎖している」と報じる中、ある調査機関が現地で実態を調べたところ、実際には多数のタンカーが応答装置を停止するなどして追跡を逃れながら海峡を通過し、原油を外部へ輸送していることが分かった。

アメリカの独立系投資調査会社シトリーニ・リサーチはこのほど、主要メディアの報道とは異なる実態を示す報告書を公表した。

同社は3月、アナリスト1人をオマーンに派遣し、1万5千ドルの現金のほか、録音機能付きのサングラスや隠しカメラ、キューバ産葉巻などを携行させて現地調査を行った。そのアナリストは一時、危険を冒してホルムズ海峡周辺で調査し、現地で直接情報を収集したという。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ米大統領は、イランが石油輸出を断たれたことで、石油パイプラインの圧力が限界に近づき、いつ破裂してもおかしくない状態にあると指摘した。ルビオ国務長官は「米国は、イランがホルムズ海峡を交渉材料にする行為を容認しない」と表明
トランプ政権下の対イラン戦略を、歴史学者のV.D.ハンソンが鋭く分析。窮地に立つイランに残された3つの選択肢とは何か。軍事・経済の両面から、レジーム・チェンジを見据えた米国の「締め付け」の真意を読み解く
内部関係者によれば、輸送の混乱が産業を直撃し、コスト増と輸出停滞を招く中、中国政府は供給確保を急いでいる
イラン戦争の長期化を受け、湾岸諸国やアジアの同盟国が米国に通貨スワップを要請した。経済不安やドル不足への懸念が広がる中、この動きが「ドルの覇権」や各国の金融安定にどう影響するか、専門家の分析を交え解説する
イランのアラグチ外相は27日、ロシアを訪問し、支援を求めた。外交が行き詰まり、経済的圧力が強まる中、イラン政府がロシアへの依存を深めている実態が浮き彫りになっている