キオクシアHD 3月売買代金16兆円超で過去最高 半導体支援背景に市場牽引
日本の株式市場で、キオクシアホールディングスの存在感が一段と高まっている。東京証券取引所が公表した2026年3月の銘柄別売買代金によると、同社は16兆3570億円に達し、2022年の市場再編以降、プライム市場の個別銘柄として過去最大を更新した。ロイター通信などが伝えた
売買代金は2位のフジクラ(6兆6794億円)3位のアドバンテスト(5兆8986億円)を大きく上回り、同社は1月以降、プライム市場で首位を維持している(ロイター)。この取引活況を背景に、3月のプライム市場全体の売買代金も191兆8081億円と、市場再編以降で最大となった。
背景には、政府による半導体産業への支援強化がある。政府は半導体を「デジタルインフラ」の必需品と位置づけ、特定国への依存低減とサプライチェーン強靱化を目的に、経済安全保障推進法に基づく支援を進めている。経済産業省によるとキオクシアが手掛ける先端メモリ半導体は、データセンターや通信インフラの高速情報処理に不可欠とされ、国内生産基盤確立の中核を担う。また、半導体製造に必要なネオンについても、国内リサイクル量の増加計画が経済安保基金事業として認定されている。
関連記事
日本の7月の貿易収支は6345億円の赤字となり、3か月連続で赤字を記録した。輸出入はともに過去最高となったが、円安や原油などの輸入増が収支を圧迫
2026年7月の訪日客は344万2100人で、7月として過去最多を更新した。中国客が前年同月比56.1%減となる一方、台湾は初の70万人超、韓国・香港も大幅に増え、市場構造の変化が鮮明になった
太平洋クロマグロの新たな資源管理方式で国際合意。中西部海域では30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、小型魚は6%削減する。2027~28年の適用を目指し、本マグロの供給・価格や養殖業界への影響が注目される
17日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、2.930%に上昇(債券価格は下落)した。前週末比0.055%高い水準だ。複数のメディアが報じている。世界的に同様の現象が発生しているのはなぜか
政府統計によると、日本経済は2023年度から2025年度にかけ、実質ベースで緩やかな成長を続ける一方、物価上昇を背景に名目GDPが大きく拡大した。しかし2026年4~6月期は個人消費や設備投資が振るわず、内需のマイナス寄与を外需が補う構図となった