建設が止まり錆びついたタイタニック再現船の様子。11年以上未完成のまま放置されている四川省の現場。(SNS投稿動画より)
11年経っても未完成

中国タイタニック計画破綻か 総額2千億円が放置状態

四川省で進められていた「タイタニック号の再現プロジェクト」が、11年を経ても完成せず、事実上の破綻状態に陥っている。総投資額は10億元、日本円でおよそ2千億円規模にのぼるが、現在は工事が止まり、巨大な船体だけが取り残されている。

この計画は、実在した豪華客船タイタニック号を忠実に再現し、観光施設として公開することを目的に始まった。船は全長269メートル、幅28メートルと実物に近い規模で建造され、内部も宴会場や劇場、豪華な一等客室、展望デッキ、プールなど、当時の船内空間をそのまま再現する構想だった。

さらに投資会社のトップは当時の取材で、「船の鋼板の厚さやトイレの水洗設備、タイルの細部に至るまで、20世紀初頭の英国船と同じ仕様に合わせる」と説明していた。細部まで徹底して再現することが、この計画の売りだった。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の元武装警察の証言で明らかになった軍の実態。日常的な暴力、逃亡兵の投獄、訴えの手段なき閉鎖空間、それは「軍」ではなく監獄だったと語る。
米国の対イラン海上封鎖を巡り、中国メディアは「タンカー2隻が突破」と報道。しかし米中央軍は「成功例は一隻もない」と全面否定。航行データでも引き返しが確認され、情報の食い違いが浮き彫りとなった。
中国で広がる「気分をよくするための消費」。不景気なのに増えている理由とは。背景を見ていくと、社会のゆがみや不安がそのまま浮かび上がる
長らく進展が見られなかった中共の美女スパイとされる「クリスティーン・ファン事件」が、最近になって連邦捜査局(FBI)によって再び掘り起こされた。この中国人女性は共産党のスパイと疑われ、2014年にエリック・スウォルウェル下院議員(民主党)と非常に親密な関係にあったとされる。
米メディアは最近、中国共産党(中共)が南シナ海・西沙諸島の礁で埋め立てを進め、短期間で大規模な人工島を造成していると報じた。