イメージ画像。北京国際空港。(GREG BAKER/AFP via Getty Images)
出国制限とネット規制が同時強化

中国で「外に出られない 外が見えない」状態が進行中

中国では昔から海外の情報を制限していたが、ここにきてその締め付けが一段と強まっている。出国もより難しくなり、「外に出られない 外が見えない」という状態が、これまでとは違うレベルで広がっている。

まず、出国のハードルが明らかに上がっている。地方ではパスポートの取得に複数の役所の承認が必要となり、資産状況や通信記録の提出まで求められている。海外に行った人は帰国後に事情を聞かれ、パスポートの提出を求められるケースを確認しているため、自由に海外へ行き来することは、以前より明らかに難しくなっている。

さらに、海外とのつながりそのものにも目が向けられている。公務員などの間では、海外に住む親族や友人との接触を報告するよう求められるケースが増えている。場合によっては接触を避けるよう指示されることもあり、人間関係まで管理の対象が広がっている。

▶ 続きを読む
関連記事
上海のオフィス空室率が24.4%と高止まりし、賃料の下落が続いている。外資系企業の撤退や投資縮小、供給過剰が背景にあり、ビル所有者は賃料を引き下げて入居企業を確保。空室問題は内陸部にも広がっている
中共当局が社会保険料の徴収を強化し、未納企業への処罰を厳格化する。賃金低迷や就職難に苦しむ若者からは「生活費だけで精いっぱい」と反発が広がる。ウェイボーでは関連話題が4800万回以上閲覧された後、閲覧できなくなった
中国のメモリー大手、長鑫科技の株価が7.77%急落し、時価総額は2千億元超減少した。黒字転換、自社株買い、次世代DRAM技術という好材料にもかかわらず株価が下落した背景を探る
歌って踊るだけのはずが、客とのデートまで仕事に? 中国で人気のライブ配信。その裏では、女性たちに太客への営業や接待まで求める会社があるという。「まるで接待業」女性配信者たちが明かした実態とは
隣の席の学生が、実は「密告者」かもしれない。中国の大学では、学生も教師も監視対象。誰が当局に情報を流しているのかわからない。台湾・香港の留学生が明かした、自由にものを言えない大学の実態