中共が台湾10項目優遇措置も 「糖衣まとった毒薬」に警戒
中国共産党(中共)は国共トップ会談の後、いわゆる対台湾10項目政策を発表し、中国から台湾への渡航の解禁や、台湾の農産品および中小企業の中国市場進出を促進するとしている。これについて、評論では、こうした台湾優遇措置は中共の認知戦における「糖衣をまとった毒薬」にすぎないとの見方が出ている。台湾の国民党主席の鄭麗文氏は、4月12日に訪中日程を終え、その直後に中共中央台湾事務弁公室は対台湾10項目措置を一方的に発表した。
中共側が公表したいわゆる対台湾措置の内容には、上海市および福建省の住民による台湾への渡航の解禁、台湾の農産・水産品および食品の輸入に関する利便性を高める措置などが含まれている。また、「92年コンセンサス」を政策の前提としているとされている。
台湾総統府の郭雅慧報道官は「私たちは一貫して、両岸が健全で秩序ある交流を行うことを支持している。しかし、その前提は国家安全、国民および産業の利益がともに守られることだ。中共はこれまで常態的に、このような両岸交流を一つの手段として利用し、開放と停止を繰り返してきた」と述べた。
関連記事
SHEINは、米国事業が連邦取引委員会(FTC)の消費者保護調査を受けていると公表した。香港IPOを準備する中、調査結果によっては巨額の支払いが生じ、財務や業績に影響する
台湾の検察当局は、中国へのAI向け半導体の不正輸出に関与した疑いで、半導体大手NVIDIAの社員を拘束し、勤務先のオフィスを捜索
台湾の頼清徳総統は7月27日、総統府で超党派議員連盟「日本台湾友好議員連盟」の会長を務める古屋圭司衆院議員に対 […]
中国が台湾・金門島まで約3キロの海域に建設した巨大空港が年末にも開港へ。金門・尚義空港との離着陸空域は約7割が重複する見通しで、航空安全への懸念が浮上。専門家は、中共の「融合戦略」やグレーゾーン圧力を強める象徴的インフラになる可能性があると警鐘を鳴らしている
台湾民主実験室は、中共関連企業がThreads上で偽アカウントや偽ニュースサイトを使い、台湾選挙期に政治的コンテンツを拡散していたとする報告書を発表した。認知戦の基盤をすでに構築していると警告