2026年3月11日、タイの貨物船「Mayuree Naree」号がホルムズ海峡付近で攻撃を受けた後、黒煙を上げる様子(ロイヤル・タイ海軍/AFP)

ホルムズ海峡で貨物船3隻に砲撃 負傷者なし

4月22日朝、ホルムズ海峡をめぐる緊張がさらに高まった。海上安全保障に詳しい関係者や英海事当局によると、少なくとも3隻の貨物船が同海域で砲撃を受けたことが確認され、中東情勢は再び緊迫している。アメリカとイランの停戦に向けた外交努力も、いっそう難しい局面を迎えている。

イギリス海事貿易機関(UKMTO)によると、最初の攻撃はオマーン北東の海域で発生した。リベリア籍のコンテナ船にイラン革命防衛隊の武装高速艇が接近し、船長の通報によれば、事前の警告や無線連絡もないまま砲撃を受け、船橋が大きく損傷した。

このコンテナ船はギリシャ企業が運航しており、船長は、事件前にこの船にはホルムズ海峡の通航が認められていたと説明している。

▶ 続きを読む
関連記事
停戦合意を受け、ホルムズ海峡の通航が再開。原油価格は衝突前の水準に戻り、天然ガス市場も第3四半期以降に安定へ向かう見通しだ
ホルムズ海峡は通航可能とされながら、船底に付着した海洋生物の影響で大型タンカー約600隻が航行不能に。清掃には多大な時間と費用がかかり、正常化の遅れが懸念されている
米国とイランの交渉進展を受け、ホルムズ海峡をめぐる緊張が一時緩和し、国際原油価格は下落した。米専門家が、価格上昇の背景には供給不足ではなく物流不安と市場心理があったと分析
トランプ氏は、イランがホルムズ海峡を封鎖すれば壊滅的な攻撃を加えると警告し、米国による海峡管理にも言及
ホルムズ海峡の主航路は約80個の機雷により実質閉鎖。約600隻が滞留し、代替ルートも高リスク。年内の正常化は困難とされ、世界の海運とエネルギー輸送に深刻な影響が続く見通し