トランプ米大統領は7月13日、アメリカがホルムズ海峡の管理を担い、同海峡の「守護者」になるとの考えを示した。その費用を補うため、同海峡を通過する貨物輸送に20%の料金を課すという。
トランプ氏は同日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、アメリカは今後「ホルムズ海峡の守護者」となると宣言した。そのうえで、公平を期すため、アメリカはすべての貨物輸送に20%の料金を課すと説明した。この料金は、情勢が極めて不安定な同地域で、アメリカが安全確保に要する費用を賄うためのものだという。関連手続きや準備は直ちに始めるとしている。
この発表に先立ち、トランプ氏は13日朝、Foxニュースの番組「Fox & Friends」に出演し、アメリカがホルムズ海峡の守護者となり、費用を補うために一定の料金を徴収する考えを明らかにしていた。
トランプ氏は番組で、「われわれはこの海峡を守る。おそらく管理もすることになるだろう。われわれはこの海峡の守護者になる。『海峡の守護天使』と呼んでもいい。われわれはその対価を受け取るべきだ」と述べた。さらに、「われわれは海峡を守る。そして、その対価を受け取る」と強調した。
また、トランプ氏は、イランがホルムズ海峡を掌握しているとの主張を否定した。「われわれがホルムズ海峡を管理している。彼らは何も持っていない」と述べた。
トランプ氏はさらに、「あまり知られていないが、昨日、アメリカとイランの代表は11時間にわたって協議した。彼らと話をすると、何を決めるにも11時間かかる」と語った。
そのうえで、「昨日、すべては合意に達していた。ところが彼らは交渉室を出た後、電話をかけてきて、『いくつか修正が必要だ』と言ってきた。修正だと。まだ修正したいのか。われわれは一切修正しない。彼らはいつも話を変える。彼らが交渉上手だとも思わない。彼らは何も得ていない。私からは何も得ていない」と述べた。
イランは以前からホルムズ海峡に対する支配権を主張しており、7月11日には同海峡を封鎖すると発表した。これに対し、米中央軍は直ちに反論し、現在も船舶の通航が続いていると説明した。
米中央軍は、イランが嫌がらせ、威嚇、一方的な声明を行っているものの、米軍はすでに部隊を展開し、航行の自由を確保する態勢を整えていると強調した。さらに、イランは同海峡を支配しておらず、船舶の往来は続いているとした。
イランのハタム・アルアンビア中央司令部の報道官は13日、イランは「ホルムズ海峡の管理にアメリカが介入することを決して認めない」とけん制した。
同報道官はまた、米軍がイランの指定航路以外を航行する商船やタンカーに軍事的に介入した場合、イラン軍は対応すると警告した。
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