2026年5月2日、高市総理はベトナムの首都ハノイに到着した(出典:首相官邸)

高市首相 ベトナムの首都ハノイに到着 新指導部と関係強化へ

2026年5月2日、高市首相はベトナムの首都ハノイに到着した。高市首相は到着後、自身のXにおいて、今回の訪問に対する意気込みを表明している。高市首相は5月1日から5日までの日程で、ベトナムおよびオーストラリアを歴訪する予定となっている。

今回のベトナム訪問の主な目的は、4月に発足したばかりのトー・ラム党書記長兼国家主席やレー・ミン・フン首相をはじめとする同国の新指導部と直接面会し、強固な信頼関係を構築することである。首脳会談では、エネルギー、重要鉱物、科学技術といった経済安全保障分野を中心に、日・ベトナム間の「包括的・戦略的パートナーシップ」の強化について議論が行われる見通しだ。また滞在中、高市首相は「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化を含む外交政策についてのスピーチも予定している。

今回の訪問に至る経緯として、高市首相は先月4月13日に、トー・ラム党書記長兼国家主席と電話会談を実施している。その際、高市首相はラム氏の党書記長再任と国家主席就任に祝意を伝えるとともに、地域の戦略的環境が厳しさを増す中で「戦略的自主」を掲げるベトナムとの関係を一層強化したい旨を伝達した。これに対しラム氏からもパートナーシップ強化への意欲が示されていた。また両首脳は、中東情勢の影響を念頭に置いたアジア地域のエネルギー強靱化に向けた協力のほか、南シナ海情勢や、核・ミサイル・拉致問題を含む北朝鮮への対応といった地域情勢に関してもすでに意見を交わしている。

▶ 続きを読む
関連記事
ドイツのメルツ首相が、中国共産党(中共)に対し、台湾海峡で武力を行使してはならないと警告した。28日、日本を訪問したメルツ氏は高市早苗首相と会談し、中共がもたらす安全保障上の脅威に共同で対応するため、軍事協力を強化することを決めた。
日本とフィンランド両政府は10月26日、防衛装備品や技術の共同研究・開発・生産を促進するため、「防衛装備品及び技術の移転に関する協定」に署名した。両国間で移転する装備品や技術の適正な管理に関する法的枠組みを整備し、安全保障・防衛協力の強化につなげる。
中共外交部の郭嘉昆報道官は26日の記者会見で、福田康夫元首相の逝去に哀悼の意を示す一方、福田氏が日中間の政治文書を重視していたことを引き合いに、「日本の現政権を担う者たちは、自らを省みるべきだ」と注文をつけた
外務省の中村仁威欧州局長は14日、ロシアのニコライ・ノズドレフ駐日大使を外務省に呼び出し、ロシア連邦保安庁(FSB)によるサハリン州での日本人拘束と、中国黒竜江省の政府関係者らによる北方領土・択捉島への訪問について申し入れを行った
茂木外相は、中国代表団による北方領土・択捉島への訪問をめぐり、「決して受け入れられない」と強調。北方領土は日本固有の領土との立場を示し、中ロ両国に政府の立場を伝え、適切な対応を求めた