今年5月5日、中国の長征5Bロケットは、スペースX社のクルードラゴンに似た有人カプセルを搭載し、試験飛行を行った。しかし、ロケットは大気圏再突入時に制御不能に陥った(STR/AFP via Getty Images)

中共ロケット残骸による宇宙ごみ問題が深刻化する理由

使用済みの上段ロケットは宇宙ごみの中でも最も危険な部類に属する。中国共産党(中共)は近年、宇宙開発を急速に拡大しており、大量の宇宙ごみを生み出している。専門家の分析によれば、中共がロケット打ち上げを継続する限り、使用済みロケットをめぐる問題は悪化する一方だという。

10年前まで、中共の年間軌道投入ロケット打ち上げ数が20機を超えたことは一度もなかった。しかし2022年以降、中共は64機を打ち上げ、昨年は過去最多の93機という記録を樹立した。中共のロケット打ち上げには一つの重大な問題がある。上段ロケットの処分に関する既定の規範を無視していることだ。上段ロケットとは、第一段ロケットから分離した後、衛星や宇宙船を所定の軌道に投入する役割を担う飛行体部品を指す。

過去20年ほどの間に、大多数の国(および国内の民間企業)は上段ロケットの処分について、より責任ある対応を取るようになった。数トンもの巨大な金属塊を近地球軌道上に放置し続ければ、いずれ重大な問題を引き起こすことは明らかだからだ。

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