2024年1月23日、イタリアのフェレッティ・グループが展開するブランド「リーヴァ」の初の完全電動モデル「エル・イセオ」(Andreas Rentz/Getty Images)

中国資本のヨット大手支配に調査 イタリア安保規制違反の疑い

イタリア政府の関係者3人は5月27日、ロイターに対し、豪華ヨットメーカー、フェレッティ(Ferretti)をめぐり、中国資本系の投資家がイタリアの「ゴールデンパワー」規制に違反した疑いがあるとして、同国当局が調査を進めていると明らかにした。関係する投資家は、保有株の状況をイタリア当局に十分に開示していなかった疑いがあり、国家安全保障上の審査対象となる可能性がある。

「ゴールデンパワー」は、国防や安全保障、重要インフラ、先端技術などに関わる戦略的企業に対し、外国資本による買収や出資、経営関与を政府が審査・制限できる制度である。政府は必要に応じて、議決権や取締役の任命、重要技術へのアクセスに条件を付けることができる。

今回の問題は、今月フェレッティ内部で表面化した経営権争いに端を発している。中国資本側の支配に異議を唱えたチェコの投資会社KKCGマリタイムは、その後、イタリア政府に対応を求めた。

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