2022年6月16日、ブリュッセルの欧州委員会の建物の外で欧州連合の旗が掲げられている (Kenzo TRIBOUILLARD / AFP)

中国の過剰生産能力 欧州が対応強化へ

中国の過剰生産能力とダンピングは、現在の世界的な貿易摩擦の焦点となっている。ヨーロッパ5か国は最近、欧州委員会に対し、中国の過剰な生産能力により厳しく対応する貿易防衛措置を取るよう求めた。

中国で製造業の過剰生産を背景に輸出が急増するなか、EUの主要加盟国は、ヨーロッパの産業を守るため、ブリュッセルに対し、中国の過剰生産能力により厳しく対応するよう求めている。背景には、「不公正な貿易慣行の増加」による「チャイナ・ショック2.0」への警戒がある。

ブリュッセルで中国を主要議題とする重要な政策討議が開かれる前、スペイン、イタリア、オランダ、フランス、リトアニアは共同文書に署名した。文書は中国を直接名指ししていないが、EUの一部主要貿易相手国が「新たな貿易障壁を設け、または体系的かつ構造的な産業の過剰生産を深刻化させている」と指摘した。さらに、こうした動きはすでにヨーロッパの産業に直接的な影響を及ぼしており、2019年から2025年までに、ヨーロッパでは工業分野で100万人以上の雇用が失われたとしている。

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