移民受け入れに反発 英国の村が独立を宣言

2026/09/18 更新: 2026/09/18

イギリスの小さな村で、イギリスからの「独立」を問う住民投票が行われ、賛成が圧倒的多数を占めた。背景には、政府が進める移民の受け入れ計画に対する住民の反発がある。

英紙ガーディアンとBBCが9月17日に報じたところによると、イングランド南部オックスフォードシャー州のピディントン村では15日、独立を問う住民投票が行われた。結果は賛成285票、反対26票で、村は象徴的にイギリスからの独立を宣言し、「ピディントン公国」を名乗った。

発端となったのは、イギリス政府が村の近くにある旧軍事施設に、男性の庇護申請者1256人を受け入れる計画を進めていることだ。

計画が明らかになると、地元住民から強い反発が起きた。村の女性130人以上は、英議会の女性議員らに連名で書簡を送り、安全や自由な外出が脅かされるのではないかと訴えた。

76歳のハーバート・オーウェンさんはAFPに対し、政府がこの小さな村をまったく気にかけていないと感じたため、独立に賛成票を投じたと語った。

63歳のイアン・ダービーさんは「私たちの村は占領されることになる」と述べた。また、これだけの人数が来て、普段何をして過ごすのかと疑問を呈した。村には集会所と12世紀の教会、運動場があるだけだという。

17歳の学生ディータ・ジャクソンくんも安全への不安を訴えた。幼い頃からこの村で暮らしてきたが、今後は気軽に外出することさえできなくなるのではないかと話した。

保守党の影の内相クリス・フィルプ氏は、今回の投票は労働党政権への警告だと述べた。

一方、イギリス政府は計画を変更する考えを示していない。バーナム首相は住民の懸念に理解を示す一方、政府は庇護申請者のホテル収容をやめると約束しており、そのためには難しい決断も必要だと述べた。

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