2012年 中国の国会にあたる全国人民代表大会に出席した釈永信。(Feng Li/Getty Images)
「末法の世」と嘆く人々

中国少林寺元トップに懲役24年 「政治和尚」「仏教CEO」と呼ばれた男

中国の名刹として知られる少林寺の前住職、釈永信(しゃくえいしん、本名・劉応成)が5月29日、一審で懲役24年の判決を受けた。寺の資金を不正に取得・流用したとされ、その額は約3億元(約60億円)に上る。罰金350万元(約8千2百万円)も命じられた。

釈永信は16歳で出家し、1999年に少林寺のトップに就任した。全国人民代表大会の代表も務めたことから「政治和尚」と呼ばれた一方、少林寺ブランドを活用した事業展開で「仏教CEO」とも呼ばれてきた。

2024年には当局の調査を受け、資金流用のほか女性問題も報じられた。中国のSNSでは「判決が軽すぎる」「一人の僧侶だけの問題ではない」といった声が相次いでいる。

▶ 続きを読む
関連記事
中国・重慶市で、住民がマンホールを開けてみると、中は排水設備ではなく、ただの土の穴だった。「これでは洪水になるのも当然だ」とネット騒然
昨年、ライブ配信中に「習近平は独裁者だと思いますか?」と質問した後に失踪した中国の15歳の少年が、約1年ぶりに安否を報告。精神病院や特殊教育施設に収容されていたという
神を選ぶか、党を選ぶか。中国では今も、多くのキリスト教徒がその二者択一を迫られている。今回も、共産党の管理下に入ることを拒む教会の礼拝に警官約60人が突入し、子供をを含む33人が連行された
トランプ氏が年内のトルコ・中国訪問を電撃表明。カタールから贈られた新大統領専用機を背に、世界の勢力図を揺るがす「大国外交」への野心を語った。9月の習近平氏訪米を控え、次なる一手は何か
中国・深圳の貿易展示会で、外国人を雇ったサクラ動員疑惑が浮上。数百人の出展者が返金を求めて抗議し、警察も出動