中国で成人の玩具消費が拡大 若者の「感情消費」と市場成長の実態
近年、中国では成人がぬいぐるみやブロック玩具、ブラインドボックス、キャラクターIPとのコラボ商品などを購入する動きが広がっている。18歳から39歳の年齢層が、特定の玩具カテゴリーで主要な購買層となっている。こうした消費は「自分を喜ばせる消費」や「感情消費」と呼ばれている。
専門家の中には、この背景について、経済の低迷や雇用環境の厳しさ、社会的な圧力の高まりがあると指摘する声がある。若者が手頃な価格の商品を通じて、一時的な心理的満足感を得ようとしているとみられる。
中国メディア『第一財経』は6月12日、広州や深圳などの商業エリアで、ハリー・ポッターのコラボ商品やレゴのパーツ、ポケモンカード、アイロンビーズ、IPコラボの金製アクセサリーなどが、成人の間で人気を集めていると報じた。店舗の売り場も、子ども向けから成人の嗜好に合わせた構成へと変化しているという。
関連記事
中国河北省で発覚した「ホルムアルデヒド白菜」問題。告発者は2か月以上にわたり流通経路を追跡し、現場を撮影。「報復は怖い」と語りながら、食品安全の実態を明らかにした
日本で高齢者を助ける通行人に「助けちゃだめ」と叫ぶ中国人観光客の動画が再拡散。南京彭宇事件や最近の賠償トラブルから、中国で人助けをためらう社会不信の背景を追う
中国で、白菜を長距離輸送する前に防腐目的でホルムアルデヒド溶液に浸す様子を映した動画が最近拡散し、食品へのホルムアルデヒド混入問題が再び注目を集めている。中国産キムチや白菜を毎年大量に輸入する韓国など、周辺国でも懸念が広がっている。
中国の7月若年失業率は17.9%と過去3年の7月で最高水準に上昇した。1270万人の卒業生が就職市場に流入する一方、低賃金・不安定雇用が広がり、保護者からは「大学まで出した意味がない」との嘆きが出ている
中国河北省で白菜へのホルムアルデヒド使用が問題となるなか、2012年の官製メディア報道では、同様の鮮度保持が中国各地で行われ、業界の慣行になっていた実態を伝えていた