ホルムズ海峡に機雷約80個 航路閉鎖で海運混乱 年内正常化困難
ホルムズ海峡の主航路に約80個の機雷が残存し実質閉鎖。約600隻が足止めされ、世界の石油・物流に影響が拡大。専門家は年内の正常化は困難との見方を示している。
アメリカとイランが覚書(MoU)に署名したあと、6月19日にはすでに複数の船舶がペルシャ湾を離れ始めている。一方で、海運業界の専門家は、ホルムズ海峡の中央の主航路には依然として数十個の機雷が除去されないまま残っており、短期間で通常の商業航行が回復する見通しは立っていないと指摘している。
イギリスのガーディアン紙は6月19日、国際独立タンカー船主協会(Intertanko)の海事ディレクター、フィル・ベルチャー氏が、ホルムズ海峡中央部の主要航路が現在、実質的に閉鎖状態にあると明らかにしたと伝えた。
関連記事
米国とイランの和平合意発表を受け、原油価格が大幅下落。ホルムズ海峡の封鎖解除見通しで供給不安が後退し、価格は3月以来の低水準となった
米イランが19日に協定署名へ。だが真の試練は「合意の実効性」か。過去の閉鎖リスク再燃の懸念も
緊張続くホルムズ海峡で、米軍が表に出ない形で商船の通航を支援。通信や監視を駆使し、約40隻が通過した。護衛から「見えない関与」へ戦術転換が進む一方、攻撃リスクと制裁圧力の狭間で海運は依然不安定な状況にある
米軍がイラン国内やホルムズ海峡周辺で防衛的攻撃を実施した。自爆型ドローン4機を撃墜し、管制局を破壊した。米国政府高官は、この行動について停戦合意には違反せず、停戦維持を目的とした抑制されたものと強調した