ベルリンの壁。イメージ画像(Shutterstock)

なぜ若者は共産主義に引かれるのか 歴史と現代社会から考える

どの世代も答えを求めてきた。若者はいつの時代も現状に異議を唱え、権威を問い、自分たちが受け継いだ社会よりも良い未来を求めてきた。その衝動は理解できるだけでなく、健全な民主主義にとって不可欠な場合も多い。社会が改革し、革新し、不正を正していく原動力にもなる。

しかし近年、大学のキャンパスやSNS、政治的な議論の場で、ある問いが以前にも増して浮上している。

なぜ一部の若者は、共産主義政権の歴史が示す現実があるにもかかわらず、共産主義を支持したり、社会主義や共産主義の思想に公然と共感を示したりするのか。

▶ 続きを読む
関連記事
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る
習近平の訪米に合わせ、ワシントンで中国の民主活動家や香港人、台湾人、チベット人、ウイグル人らが大規模な抗議を実施。若い世代の参加や団体間の連携、越境弾圧への反発など、海外抗議運動の変化を読み解く
国家は永遠ではなくとも、先人から受け継いだ伝統文化や祈りを次代へ手渡す責務は残る。東西の古典や思想を手がかりに、国家崇拝や排外主義に陥らない健全な祖国愛のあり方と、私たちが果たすべき務めを静かに問い直す論考