分析:キドン国境検問所の土石流災害前 中国当局には複数の警告があった
中国・ネパール国境のキドン国境検問所付近で8月26日に起きた土石流は、多数の死傷者・行方不明者を出した。公表資料や研究報告をたどると、周辺には以前から氷河湖決壊、洪水、土石流の危険性を示す複数の警告があった。2025年には上流の洪水で友誼橋(友情・友好を象徴する橋)が流失しており、当局がリスクをどこまで防災対策に反映したのかが問われる。上流流域には55の氷河湖を確認でき、研究者は再度の決壊洪水への警戒と警報強化を促していた。
公表資料や研究報告からは、中国当局がこの地域の地質災害の危険性を以前から認識していた可能性がある。2014年の地質災害評価報告、2025年に公表した氷河湖決壊に関する研究、同年7月に起きた友誼橋の流失などが、その根拠となる。
関連映像によると、キドン検問所は蔵布川と東林蔵布川が合流する地点にある。周辺は急な山に囲まれ、谷は狭い。税関庁舎や旅客検査エリア、コンテナトラックの駐車場などは、川沿いの限られた低地に集中していた。
関連記事
中共軍で幹部の調査や処分が相次いでいる。第14期全人代では軍・武警部隊の代表46人が罷免され、軍隊選挙委員会も発足時の11人中9人が調査や処分の対象となった
中共江蘇省当局は民間組織12団体を取り締まり、このうち7団体が緊急救援組織だった。関係者は、民間救援隊が被災地の実態を外部に伝えることを中共当局が警戒していると指摘する
スウェーデン出身の半導体研究者ヘンリー・ホマユン・ラダムソン氏が中国・上海で死去した。63歳。2016年に中共の「千人計画」に参加し、中国科学院などで半導体材料の研究に携わっていた
中共の高級将校の失脚が相次いでいる。第14期全人代代表を罷免された軍高官は3年間で46人に上り、上将22人、中将18人、少将6人に及ぶ
中共公安がビッグデータを使って長期海外滞在者を特定し、在職証明やパスポート、チャット履歴、位置情報などの提出を求めたとの証言が相次いでいる。海外在住の華人から懸念の声が上がった