6月9日、北朝鮮・平壌の地下鉄開城駅で、習近平の訪朝を伝える朝鮮労働党機関紙「労働新聞」を見る人々(Getty Images)

4代世襲へ動く金王朝 後継者現れない習近平体制 対照的な中朝の権力継承

韓国の情報機関は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の娘、金主愛(キム・ジュエ)氏について、後継者として位置付ける段階に入ったとみている。平壌では、金一族による4代にわたる権力継承が浮上している。

一方、国境を挟んだ中国では、中国共産党(中共)の習近平は2027年の指導部人事を10月に控える中、後継者とみる人物を明確にしていない。毛沢東時代以降に形成してきた指導者交代の慣行を、習近平が壊したことが背景にある。

中国情勢を長年分析してきた大紀元のコラムニストである何清漣氏は、北朝鮮との対比から、中共が抱える根本的な弱点が浮かび上がると指摘する。世襲でも競争的な選挙でも次の最高指導者を決めない体制では、最高権力をどのように引き継ぐのかという問題が残るためだ。習近平はが4期目を目指すかどうか、公には明らかにしていない。

▶ 続きを読む
関連記事
働いていても親のすねかじり? 中国で「新型親依存」が話題に
西太平洋で米中の水中戦力を巡る競争が激化している。アメリカは原潜のミサイル搭載能力を強化し、中国共産党は新型原潜「095型」の開発を進める。静粛性や火力に加え、建造能力、情報収集、日本など同盟国との連携が競争の行方を左右する
中国株の時価総額が5月のピークから約5か月で約376兆円減少し、弱気相場に入った。AI新モデルの発表も株価を支えられず、台湾・韓国株と明暗が分かれた。消費低迷や不動産不況、企業の収益力の弱さが重荷となっている
車のドアを蹴ってへこませ、華麗な宙返りも披露する中国の最新ロボット。ところが発表翌日の実演で転倒し、片脚の膝から下がポロリ……。まさかのハプニングに会場もびっくり
中国で不正を告発した元記者に、次々と不穏な出来事が…。告発したのは、巨大望遠鏡の立入禁止区域を高額ホテルの宿泊客に開放する「金もうけ疑惑」だった