参考写真(Feng Li/Getty Images)

行ったきり戻れない可能性も 海外華人は中国帰国に注意

8月25日、懲役3年を言い渡す一通の刑事判決書が、世界の華人に冷水を浴びせた。それに続き、「辺境管理」を広範に適用する9月15日施行の新たな出入境規則が、海外華人の帰郷の旅にさらなる暗い影を落としている。

2年前、故郷に親族を訪ねるため帰国した在米芸術家の高兟氏は、2年間に及ぶ裁判と3年間の獄中生活が待っているとは思いもしなかった。逮捕の理由は、何年も前に海外で制作した風刺芸術作品にすぎなかった。妻と米国籍を持つ幼い息子も、「捜査への協力」を理由に「出境禁止」を科され、現在も中国から出られない状態に置かれている。

これは孤立した一つの事例ではなく、中国共産党(中共)政府の制度的な大波の序章である。中国に足を踏み入れた者、とりわけ華人は、拘束されたり「有罪」とされたりする可能性がある。その時点で何をしたかだけが理由になるとは限らず、何年も前の言動やインターネット上の投稿が問題とされる可能性もある。拘束されるのも本人一人とは限らない。米国籍であっても役に立たない場合がある。

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