中国共産党「第21回党大会」人事 1970年代生まれ幹部の行方は?
中国共産党(中共)はいま「第21回党大会の人事サイクル」に入っており、ポスト争いは激しさを増している。高級幹部の人事もすでに頻繁に動き始めた。習近平は「70年代生まれ」の台頭を抑えようとしているが、年齢構成を考えれば、「70年代生まれ」が一定規模で重要ポストに就き、中央委員会入りする流れは避けにくい。
習近平が4期目も続投した場合、人事をどのように組み立てるのか。本稿では3つの問題について簡単に考察する。
習近平は2012年末に就任して以降、「政治的忠誠」を重視し、「年齢だけを基準にしない人事」を掲げて、中共内部にあった多くの不文律を変えてきた。その結果、高級幹部層の高齢化が進み、世代交代が滞る一因となった。
関連記事
中共が加える力が大きくなるほど、日本で生じる反作用も大きくなる。これまでのところ、中共は望みを実現できていないばかりか、逆に少なくとも6つの悪影響をもたらした
外交では、握手と署名が「決着」を意味するとは限らない。同じ合意を、一方は和平と見なし、他方は次の一手のための時間と見ることがある。トランプと習近平は、本当に「同じ取引」をしているのか
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る