2026年3月11日、赤澤経産相は職員への訓示を行った(出典:赤沢りょうせいXアカウント)

経産省 AI活用のサイバー攻撃に対抗 IPAに模擬攻撃の専門チームを11月設置へ

赤澤亮正経済産業大臣は10月23日の閣議後記者会見で、人工知能(AI)を悪用したサイバー攻撃の脅威が高まっていることを受け、高精度のAIを活用してシステムの弱点を洗い出す「ペネトレーションテスト(模擬攻撃試験)」の専門チームを、11月中に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)内に設置する方針を明らかにした。

近年、サイバー攻撃を仕掛ける側がAIを活用し、幅広いシステムの脆弱性を探索している可能性が指摘されている。経済産業省は、攻撃者の視点からシステムの弱点を事前に発見し、対策を講じることで、産業界全体のサイバーセキュリティ水準の向上を目指す。

赤澤大臣は会見で、サイバーセキュリティにおける防御側の構造的な弱点について説明した。攻撃者はシステム内の1か所の脆弱性を発見して突破すれば攻撃を成功させられる一方、防御側はシステム全体を守る必要がある。また、防御策は想定される攻撃に対応して構築されるため、攻撃者が予期しない手法を用いた場合、対応が後手に回りやすいという課題がある。

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