草庵居士:中国の金融界はなぜ中国の未来を破壊するブラックホールとなるのか?(五)

中共が国有資産を奪う

今日、私はある年長者と討論をしましたが、その人にこう言いました。「中国経済は中国の全面的な崩壊を引き起こさないのか?」。 しかし、アメリカ人は表象を見てこう言います。「中国にはビルがあれだけ立派に立ち並んでいるではないか。アメリカは、ニューヨークを築き上げるのに100年かかったが、中国は10年で上海を築いたではないか」。 皆さん、ここで考えてみて下さい。そのお金はどこから来たのでしょうか?

民衆は、総じて、中国政府が高層ビルを建てることと自分とは関係なく、政府がお金をやりくりして建てたものだと考えています。しかし、考えてみて下さい。政府のお金はどこから来たのでしょうか?中国政府が民衆を養っているのでしょうか?それとも民衆が政府を養っているのでしょうか?アメリカにいる私たちは、その関係を知っています。私たちは税金を払いますが、税金を払わなければ政府はすぐに赤字になります。政府のお金は、民衆が納める税金に依存しているのです。

中国には一つのブラックホール、つまり財政のブラックホールが存在します、中国人は腐敗官僚があれだけ多くのお金をせしめ、あれだけ多くのお金を浪費しても、経済は発展していますし、何も顕在化しません。これが問題の一つです。

中国の通貨体系は、世界のそれとは異なります。世界では、土地や鉱山には全て価値があります。しかし、中国においてはその価値がありません。なぜでしょうか?中国の鉱山や土地は国有資産であり、売却することはできません。だから、中国内部の体系、すなわち中国人民元の体系上、鉱山や土地の価値は存在していません。

▶ 続きを読む
関連記事
中共は、海外信託への資産移転、運用益、清算益を課税対象とする新ルールを発表。税率は20%で、過去の未納分も90日以内の申告を求める。香港の保険商品にも課税が広がると指摘
中国の自動車市場で、合弁・外資系ブランドのシェアが2026年6月に24.5%まで低下した。中国系ブランドは上半期に71.8%を占め、日米独メーカーは販売が大幅に減少。EV転換の遅れや海外サプライヤー依存が背景にある
フォーチュン中国500強で国有企業の支配力が一段と拡大。不動産大手は順位急落・脱落が相次ぎ、中国経済の構造転換とAI偏重戦略の実態が浮かぶ
中国の土地収入が前年同期比3割超減と急減。印紙税は倍増するも穴埋めには程遠く、地方財政は深刻な資金不足に直面。中央集中も進み、インフラ停滞や統計不信が拡大している
2026年上半期、中国のGDPは4.7%増えた一方、小売売上高は1.3%増にとどまった。都市部の消費低迷、住宅ローンの純減、預金の資産運用への流出、約1億人に及ぶ債務問題から、中国経済の実態を読み解く