評論:中国は戦争の警告を発している

【大紀元日本11月13日】「1930年代、ヒトラーは我々に彼がしようとすることを話していたが、我々はそれを何年も無視していた。1990年代、テロリスト達は我々に対して彼らがやろうとすることを警告していたが我々は無視してきた」-2002年1月27日 ルドルフ・ジュリアーニ。

歴史から学ぶことを怠る者たちは、同じ過ちを繰り返す。そうした者たちにより、西洋社会は再び残虐で強大な武力を擁する専制国家に対峙する運命をたどるかもしれない。ロシアと戦略的に提携し、自国の民衆を迫害し、「祖国統一」という美辞麗句で近隣諸国を脅かす国つまり、中国との対決である。

共産国の中国では、何千人もの人々が彼らの信仰、民族、言論、行為によって迫害を受け、監禁されている。最近では、中国は米国を名指しで2回も「主要敵国」と宣言している。1994年、ある中国高官は、「わが国に対するアメリカからの露骨な介入は、内政干渉であり、我々の社会主義システムを脅かすのならば、我々は武力をより強化しなければならない。」と語った。1998年の中国防衛白書には大胆にも「21世紀は中国が世界をリードする」と述べられている。

1930年代から40年代、アメリカ人たちは世界のニュースを映画館で知るしかなかった。戦争が始まるまで誰もナチ政権の本質を知らず、世界がそれを知った時はすでに遅かったのもうなずける。しかし、今日では、中国で一体何が起こっているのか、誰でもパソコンを通じて簡単に知ることができ、すべてのジャーナリストや通信社が世界の出来事に簡単にアクセスすることができる。

それならば、なぜ西洋社会は中国国内で起きている不穏な動きに目を向けず、その不吉な兆候を無視するのか?中国のニュースは不透明で、我々の注目に値すべきものではないからだろうか?

2005年7月14日、中国の高官はもしアメリカが台湾海峡の紛争に介入するならば、中国はアメリカに対して核戦争で対抗し、アメリカの各都市を壊滅させることも辞さないというショッキングな発言をした。核戦争に関する発言は、初めてではなく、過去に何回もあった。

2005年7月4日、中国はロシアと手を結び、世界の経済、法律、個々の軍事システムに至るまですべての世界構成を構築する意図があることを明かした。両国の連合はフルシチョフや毛沢東時代以来、初めて大々的に中露同盟を表明したことになる。

2005年8月、中国とロシアは初めて共同軍事演習を行い、軍事的な協力関係を強化したことを示した。中国は軍事演習の目的を「テロ対策」であると説明しているが、演習での潜水艦を駆逐する軍艦や陸海共同の軍事作戦が果たして陸地のみでテロを展開するアル・カイーダやその他のテロリストたちに必要なのかどうか、きちんと説明できていない。

今年の初め、ペンタゴンの報告書は、実際の中国の軍事費は公表されている300億米ドルの三倍に上るだろうと推定している。ラムズフェルド国防長官は、「中国を脅かす国は存在しないのに、なぜ軍事費が増大しているのか?なぜ着々と武器を購入し続けるのか?」と疑問を呈している。

ラムズフェルド長官の疑問に対する答えは、ここ数年の中国の動きを読めば分かるかも知れない。中国は、

 アメリカを名指しで主要敵国と言及した。

 アメリカによる中国の社会主義に対する脅威を引引き合いに出し、武力を強化するための

正当 な理由になると主張した。

 中国が「世界をリードする」と宣言した。

 米国に対する核戦争を過去に3回ほど宣言した。

 ロシアと共同で「新世界」を構築すると宣言した。

 敵国がいないにも関わらず、軍事費を増大している。

1946年、ウィンストン・チャーチルは「的確な対応により止めることができた戦争は過去に一度もなく、第二次世界大戦も起きてしまった。しかし、誰も警告に耳を傾けようとしない。我々はその悲劇を二度と繰り返してはならない」と述べた。

今、チャーチルの警告を心に留めなければ再び取り返しのつかない事が起こるかもしれない。

※マイケル・スクロッカーロ(Michael Scroccaro)は、スターリング・コミュニケーションの取締役であり、同社は政治上の戦略やメッセージング、第三者としての擁護を専門とする広告マーケッティング会社。スクロッカーロ氏への連絡先は、michael@sterling-communication.com。詳細は「中国の首切り作戦に直面する米国」を参照。

関連記事
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
神韻2018年のダンスの演目『覚醒』では、古代の兵士が伝説の莫高窟(ばっこうくつ)で贖いを求める場面があります。366年に作られ、「敦煌千佛洞」としても知られる莫高窟には、興味深い物語がまつわります。この神秘なる聖なる場所を目指して、数世紀にわたり多くの者が巡礼し、敬虔を示し、壮麗な光景を自分の目で目撃しているのです。
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
旧正月は、家族の再会を祝って団欒し、新たな一年への希望を抱く時です。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、叔父叔母、離れて暮らす親戚に電話をかけて、「新年快楽!」「過年好!」と旧正月を祝います。