東京:大紀元講演会「中国の臓器移植問題に隠された真実」
【大紀元日本5月17日】大紀元時報はこのほど、東京で緊急講演会「中国の臓器移植問題に隠された真実」を開き、日本からの渡航移植患者が急増している中国の臓器移植を支えている背景に着目した。潤沢な臓器提供者は七年前から中国共産党当局から迫害を受けている法輪功学習者であるとする根拠を示し、学習者らが生きているにもかかわらずその生体から臓器を摘出している事実を初めて証言した中国人ジャーナリストに国際電話を通じて直接インタビューした。説得力ある講演と生の証言で場内の報道関係者も強い関心を示した。
講演者として、大紀元時報編集委員である荘金鐘・理学博士が「ホワイトハウス前抗議事件と臓器摘出殺人から見るメディアの試練」と題し、基調講演を行い、岡山大学教授の粟屋剛・医学博士が「中国における死刑囚からの臓器移植」として、十数年前からの調査研究を発表、最後に高峰一・理学博士が「中国における生きている人間からの臓器摘出事件」について、中国大陸における法輪功学習者の迫害の実態を紹介した。
先月20日にホワイトハウス前で開かれた胡錦涛・国家主席の訪米歓迎式典で、米国の大紀元時報記者・王文怡医学博士が報道席から胡主席とブッシュ大統領に法輪功学習者の迫害・虐殺の停止を叫んだ事件を取りあげた。式典での抗議を是認するものではないが、抗議事件に至った経緯と背景が重要であるとし、医師である王記者が、法輪功学習者が生きながらにして臓器を摘出されて虐殺されている事実を明らかにした二人の証言者とともに各メディアに呼びかけた経緯を説明、中国で進行中の集団虐殺を制止できる2人の国家指導者を目の前にし、「私には、このような貴重な機会が再度に訪れるのはいつになるだろう」と思量し続け、胡錦涛・国家主席にこの迫害を制止させるために残された決断の時間は非常に少ないと認識した上での抗議だったという。