雪風が創り出した大自然の盆栽

【大紀元日本7月5日】台湾の南横道路に沿って、険しい大関山を越えると、海抜三千メートル余りの岩山の上に大自然の盆栽が姿を現す。これが大関山の高山稜線上に立つ有名な玉山圓柏(和名:ビャクシン、ヒノキ科)である。

玉山圓柏は、台湾の高山に生息する常緑針葉樹で、生息環境により喬木となったり潅木となったりする。

大関山のこの圓柏は、まるで、長年に渡りこの地で登山客を見守り続けてきた、腰の曲がったお年寄りのようであり、この姿から、この場所の風の強さがうかがい知れる。