米国の大麻活動家、政府との対決姿勢を固持

米カリフォルニア州で「大麻の教祖」として知られるエド・ローゼンタールさん(62)は7日、マリフアナの合法化を目指して今後も政府との対決を続けるとし、マリフアナの栽培販売などで有罪判決を受けたことについても、上訴する意向を示した。

ローゼンタールさんは「Why Marijuana Should Be Legal」などの著書を出版し、医療目的としてマリフアナを栽培・販売したとして連邦政府から訴えられた有名な活動家の1人。カリフォルニア州は1996年、同目的でのマリフアナ使用を認めている。

ローゼンタールさんは病状の詳細を明らかにしていないものの、連邦政府との係争中も、治療目的に定期的にマリフアナを使用していたと発言。禁酒法の時代に違法に酒が製造されていたことに触れ、連邦政府について「現実離れしている」と言及した。

米地方裁判所は6日、ローゼンタールさんに対して禁固1日の有罪判決を下したものの、すでに刑期を終えたとして、実質的な刑は免れている。

[サンフランシスコ 7日 ロイター]