イスラエルで鶏から鳥インフルエンザウイルスH5N1確認

【大紀元日本1月4日】イスラエル当局は3日、イスラエル北部のビニャミナの幼稚園で飼っていた鶏から高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1が見つかったことを発表した。同国農業省は、幼稚園で見つかった18羽の鶏の死骸について言及し、「H5N1が家禽から発見された」と発表した。このウイルスは、家禽から人間へ伝染することがある。

ロイター通信によると、政府の獣医師職員らは、幼稚園から半径3キロメートル以内の農家や私有地で飼われている鳥類すべてを処分するが、愛玩用は除外されるという。

幼稚園に通う園児らの保護者は、鳥インフルエンザ感染によく見られる高熱などに注意するよう勧告された。

農業省によると、ビニャミナの半径10キロメートル以内の養鶏場で感染が発生しないか調査官が調べているという。

イスラエルは2006年3月、公共農場で飼っていた鶏がH5N1に感染したことで約120万羽の鶏や七面鳥を処分した。

2003年以降、世界中で210人が鳥インフルエンザの犠牲になっており、中東諸国でも人間の死亡が報告されている。アジアから中東、ヨーロッパへ鳥インフルエンザが広がるのは、渡り鳥が原因と見られている。

専門家らは、ウイルスがH5N1に変異すると人から人へ感染するようになり、数百万人が犠牲になる恐れがあると警告している。

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