第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れたユダヤ人にビザを発行し、約6000人の命を救ったとされる日本の外交官・杉原千畝の功績を記念して、エルサレム市は同氏の名前を冠した新しい広場を開設した。11日には記念式典が開かれ、杉原氏の四男・伸生さんも出席した。
「チウネ・スギハラ広場」は市の中心部に位置する。伸生さんは自身のフェイスブックに「心のこもったスピーチが行われ、非常に意義の深い式典だった。ここに多くの人々が訪れるよう願っている」と記した。
日本に到着して間もないギラッド・コーへン次期イスラエル大使は広場について、「杉原千畝氏の英雄譚は人助けと他者への思いやりの素晴らしい手本であり、ロールモデルです。エルサレムに杉原氏の名前を冠した広場を設置することは、彼のおかげでホロコーストを生き延びた何千人ものユダヤ人が救われたことに対してあるべき敬意を表す、祝福された行為です。」とツイッター上でコメントした。
駐日イスラエル大使館も「杉原氏の崇高な行為に対するイスラエルの敬意を表しています」とツイートした。
(王文亮)
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