【大紀元日本2月20日】12日にスタートした神韻芸術団の日本公演は、東京、名古屋を経て、19日、舞台を大阪のNHK大阪ホールに移した。
昼の部を鑑賞した大阪市音楽団管理主幹の辻浩二氏と奥様にお話をうかがうことができた。
大阪市音楽団は、大阪市教育委員会の下にある吹奏楽団で、団員は現在約40名。市内を中心に活動しているが、依頼があれば、全国どこへでも公演に行っているという。その楽団で、マネージャーとして企画・運営を行っている辻氏は、開口一番、「バックスクリーンがよかった。映像とステージが一体になっているのが、信じられない光景だった。初めて見た」とやや興奮気味に語った。
一方、自宅でバイオリンのレッスンをしており、ふだんクラシックの演奏を良く見るという奥様は、一番印象に残っている演目として、二胡の演奏を挙げた。以前中国のオーケストラが神戸に来たときに二胡の演奏があって、それ以来、「二胡の音が大好き」になったという。そのほか、前半の太鼓の演奏(大唐の鼓吏)が勇壮ですばらしく、扇子の舞(清韻)も扇子の動きがきれいでよかったとし、「全体的に、バレエでもない、オペラでもない、違う文化に触れたような気がした」と感想を語ってくれた。
また、公演のメインである舞踊に関して、辻氏は、「動きが見事に整っている。舞踊にしてもバレエにしてもだいたいどこかで乱れがあるものだが、今日の公演は最初から最後まで一糸乱れることなく、完璧だった。信じられない」と絶賛した。
奥様も、「統一された美しさと、その中に一人メインダンサーがいて、変化もあった。それに、動きがしなやかで、指先まで神経が行き届いていて、すごくきれいだった。扇子の動きにしても、ただ単に円形に回すのではないし、ハンカチを回してはっとさせられるような動きもあった。ダンサーたちは若い人が多いが、非常に上手で、厳しい訓練を受けているようだった」と感心していた。
普段コンサートの企画・運営を手がけている辻氏に、プロの目から見ての全体的な構成について感想をうかがったところ、「われわれもひとつのコンサートを作りあげる際、ストーリー的にも飽きないもの、休憩が終わってからも飽きさせないようなコンサートに仕上げようと思っているのだが、正に今日は度肝を抜かれた。休憩が終わって、いっそうおもしろくなり、わくわくする、という企画だったので、何でこんなにすごいんだろうと思った。ぜひ参考にしたい」と語った。
「身近な国でありながら、あまり知らなかったことに触れることができて、今日はとてもよかった」という奥様と辻氏は、「(神韻芸術団が)また来ることがあれば、ぜひ見たい」という。
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