中国当局、米政府筋のパソコン情報の窃取を否認

【大紀元日本6月10日】中国当局の報道官は、米国政府関係者のノートパソコンのデータを複製・窃取したとの指摘について、事実を否認し、関連の報道は事実無根と反論した。

カルロス・グティエレス商務長官が去年12月に中国訪問の期間中に、同行の米政府関係者が所持するノートパソコンの情報が中国当局に複製・窃取されたかどうかについて、米国政府が調査を行っていると、AP通信は6月初めに長編にて報道した。

AP通信の報道は匿名の米国政府の幹部の話を引用、窃取された情報で米商務省のコンピュータシステムに侵入を試みる何者かがいる、などと伝えた。

中国外交部の秦剛・報道官は6月6日、今月の中米戦略経済対話の開催を説明する記者会見で、この指摘に反応を示し、「事実無根であり、非常に無責任」と否認、中国当局はサイト侵入のハッカー行為を含め、ネット犯罪に反対していると述べた。

近年、米国や、英国、ドイツの政府筋が自国政府と軍のコンピュータシステムは中国からの攻撃・侵入に遭っている、と表明していたが、中国当局は繰り返し関与を否認している。

 (翻訳・叶子)
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