ウルムチ大バザール再開、7・5事件後初=新疆

【大紀元日本7月31日】新疆ウィグル自治区で発生した7・5ウルムチ事件後、事件発生により16日間閉鎖されていた国際大バザールが22日に再び開放された。当局の保安措置もさらに強化されたという。

RFAラジオ自由アジアによると、ウルムチ事件発生により16日間閉鎖されていた国際大バザールが22日再び開放された。しかし人の流れは数百人程度で、通常時の10万人と比べ遥かに少ないという。

香港の商業ラジオ放送局によると、中国当局は保安を強化し、保安員がバザールに入場する人々の持ち物及び車両チェックを行っているとのことだ。バザール責任者の話では大バザール内の4千件以上の店舗の約半数が開放当日に営業し、24日には8割の店舗が開店すると見られていた。営業停止期間、大バザールの店舗は1日平均2千元の損失を被っただろうと見積もっている。

大バザールの営業が回復したとはいえ、営業時間は大幅に短縮されている。新華社によると大バザールの営業時間は暫時午前11時から午後18時までで、営業停止前より3時間短縮されている。保安力強化のため、70人の保安員が配備され、入場する車両や荷物検査を行っている。

ある市民は、テロ攻撃があるという噂が流れたため職場の上司が夜はできるだけ家にいるよう通知し、また多くの商店も夜8時で閉まると話した。

「聞いた話によると、自爆テロがあるかもしれないということで、今は道路も歩けない。戒厳令が敷かれ、人々は非常に緊張した状態だ。普通の商店は夜8時になると閉まってしまう。もともと夜12時まで営業していた。今は夜間外出できない。職場もそのように申し伝えている。むやみに出歩くなと」

また現地政府の近くに住む市民の家の前には軍隊の車両が止まっているという。

「家の前には部隊の車両が止まり、たくさんの車両には“法律を厳しく遵守せよ”、“攻撃は違法犯罪である”などというスローガンが書かれている」

政府側は7月7日に1千434人の逮捕を公表したが、その後は逮捕者の数を公表していない。世界ウイグル大会スポークスマンはこう話している。

「逮捕者はすでに5千人を超え、射殺された一部ウイグル人の遺体も返されていない。また、中国政府に拘束された人々は死刑という処罰に直面しているため、これらの人々の家族は政府に対し逮捕したウイグル人の釈放を求めている」

政府は再び抗争が発生することを懸念しているため、現地の一部地区では再び戒厳令が敷かれているという。

(翻訳・坂本)

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