米軍 機雷搭載船十数隻を破壊 ホルムズ海峡の石油輸送航路を防衛

2026/03/12 更新: 2026/03/12

米国とイスラエルの連合軍の攻撃により、イランの軍事力は次第に弱体化している。10日、米軍はホルムズ海峡で機雷を搭載したイラン船十数隻を破壊した。これに先立ち、米国のドナルド・トランプ大統領はイランに対し、すべての機雷を直ちに撤去しなければ重大な結果に直面すると公然と警告していた。

一方、イラン当局が後継指導者として発表したムジタバ氏は、いまだ公の場に姿を見せていない。これによりムジタバ氏がすでに死亡しているのではないかとの憶測も広がり、紙製の「最高指導者」の看板に向かって宣誓するという奇妙な場面まで現れ、注目を集めている。

米軍はイランによるホルムズ海峡の航路妨害を防ぐため、10日にイランの機雷搭載船16隻を破壊した。ただし、米軍が行動を起こす前に、イランがすでに海峡に機雷を敷設していたかどうかは現時点で明らかになっていない。

トランプ米大統領は同日、イランに対しすべての機雷を即時撤去するよう公開で警告し、従わない場合は重大な軍事打撃を加えると警告した。

湾岸諸国もまたイランのミサイル脅威に直面している。カタール軍は11日の声明で、カタールを狙ったミサイル1発を軍が迎撃したと発表した。

また、イラクのバグダッド国際空港付近では4機の無人機が撃墜され、人的被害や物的損害は報告されていない。

イスラエル国防軍はイラン政権のインフラに対する大規模空爆を実施する一方、ヒズボラによる継続的な攻撃を受け、レバノンでの軍事行動を余儀なくされている。11日、イスラエル軍はレバノン南部のすべての民間人に対し、直ちに退避するよう改めて警告した。

また、イスラエルのダニー・ダノン国連大使は、イランとレバノンに対しミサイル攻撃を停止するよう呼びかけ、攻撃が続く場合は国内の武装勢力への打撃をさらに強化すると警告した。

ダノン国連大使は、イランの行動について「イランは単独で行動しているわけではない。戦略はテロ代理勢力に依存しており、現在その状況がレバノンで特に明確に現れている」と述べた。

ダノン大使はさらに、ヒズボラの動機について、ヒズボラ自身が目的を明確にしており、レバノンやレバノン国民を守るためではなく、ハメネイ師の死への報復とイラン政権への奉仕のために行動していると指摘した。

イスラエルの野党指導者は、ヒズボラの攻撃について警告し、警報が鳴った場合は直ちに避難しなければ10秒以内に命を落とす危険があると述べ、ヒズボラが同地域を砲撃し、イランも無人機やロケット弾を発射しているため、避難の時間は極めて限られていると指摘した。

ムジタバ氏が姿を見せず イラン高官「脚を負傷」

イラン当局が新たな指導者として発表したムジタバ氏は、最近になっても公の場に姿を現していない。このためムジタバ氏が死亡した、あるいは当局が作り上げた架空の人物ではないかとの議論まで広がった。

イラン政府関係者は、ムジタバ氏が米国とイスラエルの空爆の際に負傷したと主張しているが、なぜこれまで公の場に姿を現していないのかについては説明していない。

匿名を条件に取材に応じたイラン政府高官3人は、ムジタバ氏が脚を含む負傷を負ったものの意識ははっきりしており、外部との連絡が限られた厳重警備の場所に身を潜めていると明らかにした。

また、イスラエルの高官1人はロイター通信に対し、イスラエルの情報分析ではムジタバ氏が米国とイスラエルによる対イラン共同空爆の中で軽傷を負ったとみられ、それが現在まで公の場に姿を見せていない理由だと説明した。一方で、ムジタバ氏はすでに死亡しているとの情報もあり、実際の状況は依然として不明である。

トランプ米大統領を含む複数のホワイトハウス高官は、イランが独裁統治を終わらせなければならないと繰り返し強調している。イスラエルのイスラエル・カッツ国防相はこれに先立ち、イラン指導部が任命するいかなる新たな指導者も「明確に排除すべき標的になる」と述べている。

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