神韻が私の街にやってくる♪♪=「平和の街」広島(再掲)

【大紀元日本2月28日】万物がよみがえり、希望に満ちるこの季節。壮美、優雅、歓楽そして吉祥を届けるために、「世界一」と絶賛される米国の神韻芸術団が、いよいよ3月12日に広島にやってくる。

古い歴史を誇る広島は、古から近畿文化圏と九州文化圏をつなぎながら、豊かな独自の文化を築き上げてきた。厳島神社の舞楽、桃花祭神能、熊野新宮祭礼獅子舞などの伝統芸能から、ひろしまフラワーフェスティバル、ピースメッセージとうろう流し、「ゆかたできん祭」などの現代の祭りまで、多彩を極める。そのほか、豊かな民謡、民話、伝統工芸、絵画、文学に加え、広島城、厳島神社、縮景園、平和記念公園などの建築文化財など、広島の街は国内外の観光客を魅了してやまない。

戦後、被爆から立ち直った広島は、平和と命を何よりも大切に守り、歴史や文化をより一層尊重しながら多元的な現代文化を次々と創り出している。

グロバール化の今、広島は日本文化の独自性を認識しながら、国籍や民族などの異なる人々とのふれあいや交流を通じて、相互の理解を促進し、多様な文化を認め合う多文化共生を目指している。

そして、2020年までに核兵器を廃絶することを掲げ、その実現記念の「平和の祭典」として、広島市は長崎等と共同で2020年オリンピックを開催すべく招致を予定している。

世界の平和を主張し伝統文化を守りながら、多文化共生へ努力してきたことによって、広島は今国内外で高く評価され、国際的知名度はますます高まっている。

このような国際都市として注目されつつある広島が、神韻芸術団の公演を迎える。これは、広島の文化交流史上の一大慶事であり、将来必ずや素晴らしい文化的・精神的結実につながるにちがいない。

神韻広島公演は、昨年に続き2回目で、3月12日(金)にALSOKホールで昼と夜の2公演が予定されている。音響効果に優れ、本格的な芸術空間を実現しているALSOKホールは、これまで劇団四季など国内外の有名な劇団を迎えてきた。広島の人たちは今、わくわくしながらこの名高いホールで行われる神韻の天来の饗宴を待ち望んでいる。

※ニューヨークを拠点とする「神韻芸術団」は、海外の優秀な華人アーティストにより構成され、これまでに世界100以上の都市で公演した実績がある。芸術の崇高な美しさを中国古典舞踊、舞踊劇、歌曲独唱、二胡独奏などを通して、中国の伝統文化を伝える。その中には、古くより伝承されてきた「仁・義・礼・智・信」にまつわる故事や、現代の果敢な物語が展開され、信念を貫くことや正義を守ることなどの伝統的価値観を伝える。中国大陸で失われつつある中国伝統文化を、「純善、純美」をテーマに復興、中国の伝統文化に新たな息吹を吹き込み、再現することを目指している。

来日公演は3月4日~17日で、川口(埼玉)、東京、横浜、広島、福岡、西宮(兵庫)の6都市で行われる。

くわしい情報は、神韻芸術団公式サイト、ならびに日本公演サイトまで。

1589年、毛利輝元築城の広島城。別名、鯉城(2008.4.4、大紀元)

縮景園。広島藩主浅野長晟が、1620年に別邸の庭園として築成を始めたもので、中国杭州の西湖周辺の風景を縮めて表したことからこの名が付いたとも言われる(2008.4.7、大紀元)

古くから「神の島」として崇められてきた宮島のシンボル、厳島神社(2009.2.10、大紀元)

ALSOKホール外観(ALSOKホールHPより)

ALSOKホール客席(ALSOKホールHPより)

(小林=広島)