「世界No.1のショ―」来日、12回公演幕開け 初日は埼玉・明日は東京五反田

【大紀元日本3月4日】中国伝統文化の復興を掲げ、世界巡回公演を展開している「米国神韻芸術団」。分団の「神韻ニューヨーク芸術団」と専属のオーケストラが3日、韓国での11回の公演を終え、成田空港に到着した。これから2週間にわたって首都圏や広島、福岡、兵庫などで12公演を行う予定。空港では鮮やかな着物姿の女性ファンが出迎え、成田空港に春の息吹を吹き込んだ。

着物姿の女性ファンに出迎えられ、成田空港に到着した「神韻ニューヨーク芸術団」の団員(李明/大紀元)

海外の優秀な中国系アーティストによって構成される神韻芸術団は、3つの分団で世界巡回公演を行っている。活動拠点とする米国では、東方文化の代表として芸術界や主流社会に注目され、「世界No.1のショ―」との評価を獲得し、話題となっている。

2月にロサンジェルスで行われた公演では、最も著名なDorothy Chandler Pavilion劇場で10回の上演を行い、数多くのハリウッドの映画製作者や著名芸術家を魅了した。09年アカデミー賞視覚効果賞の受賞者で、今年もノミネートされたバート・ダルトン氏(Burt Dalton)は、「大変統合されて伝統精神に満ちた美しい舞台」と公演を高く評価。ハリウッドのゴッドファーザーと呼ばれ、Paramont PicturesやMGMのCEOを歴任したFrank G. Mancusoは鑑賞後、続けざまに3回「Quite exceptional(全くずば抜けている)」と口にし、「演出のすべての要素は素晴らしい」とコメントした。グラミー賞クラシカル音楽部責任者のOmega Medina氏は、「疲れているアメリカは、最も神韻公演を必要としている。この公演は米国を復興させる力がある」と評価している。

神韻芸術団の来日公演について、団長の張鉄キン氏は、「日中両国は文化的に深いつながりを持っており、日本での公演の成功を期待している」と意気込みを語った。「日本の皆様に本物の中国伝統文化をお見せできたらと思います。中国の伝統文化は神から伝えられたと言われているので、仏教が盛んに信仰されている日本でもきっと歓迎されることでしょう」と自信を見せた。

日本公演は3月4日から17日まで。埼玉東京、神奈川、福岡、広島、兵庫で計12回の公演が行われる。4度目の来日だが、今年は初めてオーケストラの生演奏が付く。中華文化の源を再現する「先皇が盛世を開く」や、「武松打虎」「劈山救母(山を劈(ひら)いて、母を救う)」の民間伝説や、ミャオ族の民間舞踊など一新された演目が並ぶ。

主催側によると、衆議院議員、前総務大臣鳩山邦夫氏や、衆議院議員平沼赳夫氏、自民党幹事長代理茂木氏、日本舞踊家浅香光代氏など各界著名人から数多くの祝辞が寄せられているという。昨年大阪公演を鑑賞した音楽評論家の中原昭哉氏は、「中国の伝統の深さを現代に伝える神韻芸術団の舞台芸術の企画と優れた技倆に驚きと新鮮な出合いを感じた」とコメント、今年の新しい演目とオーケストラの演奏に期待すると話している。

初日の埼玉公演は、新しい町となりつつある川口市の総合文化センター・リリアで行われる。4日の昼と夜2回の公演が行われる。

明日5日は東京に移り、7日まで五反田ゆうぽうとホールで4回の上演予定。9日(火)には、横浜の神奈川県民ホールで夜1回の公演予定。

チケットの購入は03-6380-6131。くわしいスケジュールと公演情報は、日本公演サイトまで。

(大紀元日本語報道チーム)