【大紀元日本6月18日】先天性脳障害を患う自閉症の男の子が驚異的な記憶力で円周率や国旗などを暗記し、話題を呼んでいる。
中国紙「銭江晩報」によると、中国浙江省に住む9歳の葉海翔くん(よう・かいしょう)は、ダスティン・ホフマン主演の「レインマン」のような記憶力を持っている。彼は、円周率の小数点以下615桁や世界の国旗を暗記し、複数の方言をマスターしているという。
葉くんは脳障害で発育不全のため、毎日のリハビリが欠かせない。最初に葉くんの能力に気づいたのは、葉くんのリハビリを担当する徐建英先生だった。徐先生が同僚の電話番号を探していると、葉くんが何も見ずに電話番号を教えてくれた。葉くんは他の先生の電話番号もすべて暗記しており、携帯番号は一度教えれば忘れることがなかったという。興味を持った徐先生は、葉くんに円周率や世界の国旗を教えるようになった。
徐さんは、「脳障害の専門家は、もっと葉くんの潜在能力について研究してほしい。また、葉くんが脳障害を持つ子どもの成功例になって欲しい」と語った。
(翻訳編集・豊山)
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