ロシア地方検察院、「九評共産党」ロシア語版出版禁止を要求 州裁判所が却下

【大紀元日本7月2日】中国大陸の民間で広がっている「共産党関連組織からの離脱表明」ブームの引き金となった著書『九評共産党』が、前共産党国家のロシアでも、そのロシア語版の出版を禁止するよう求める訴訟に巻き込まれていた。ロシアのスヴェルドロフスク州裁判所は最近、同訴訟案件の控訴審で、原告であるエカテリンブルク市交通検察院の要求を却下、同書は出版禁止されるべきではないとの原判決を支持した。

同案件は昨年9月から審理が始まった。「上海協同組織会議」がエカテリンブルク市で開かれている最中に、同市交通検察院が市の裁判所に、ロシア版大紀元時報が出版した『九評共産党』ロシア語版を禁じるよう求める訴訟を提出した。

同裁判所は、同書にいかなる過激、あるいは違法な内容がないと判断した上で、今年4月6日、出版禁止を求める原告側の訴求を却下した。原告は不服として、スヴェルドロフスク州裁判所に上訴した。

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