【台湾通信】故宮博物館で「南宋特別展覧会」

【大紀元日本10月10日】台北を訪れたら、ぜひ足を運んでほしい場所のひとつが故宮博物館。今月8日から、南宋時代の書画、古典書籍、各種の器を中心とした特別展覧会が始まりました。日本や中国の博物館からの秘蔵品を含む、およそ400件の宝物を見ることができます。展覧会は12月26日まで開催される予定です。

「紅剔犀葵瓣式三層套盒」の漆器。葵の花びらの漆器は6枚で、3段階の重箱は朱彫りの作品。漆が一定の厚さまで塗られてから、浮き彫りの図案を築き上げるのは相当のテクニックと時間を要するという。

娃娃」の飾り物。長さわずか2センチのコインよりも小さい金人形。服にぶら下げる飾り物として使われていた。人形の右手には環があり、腕にブレスレット、左手に蓮の花を握っている。濃い眉に大きな目の愛くるしい表情が印象的だ。

黄金皿の「銀鎏金盤盞」。皿全体が、菊の花の形をしている。色合いが大変美しい。

(台湾=蘇燕)