【大紀元日本10月27日】ダイエットと睡眠には、密接な関係がある。最新の研究で、ダイエット中の人が睡眠時間を短くすると、体重は減っても脂肪は減りにくくなることが分かった。シカゴ大学医学部のプラメン・ペネヴ博士(Plamen Penev)が率いる研究チームが、医学誌Annals of Internal Medicine10月号に発表した。
被験者は39歳~49歳の肥満の男性7人と女性3人。彼らは実験室で適度の食事制限をしながら、毎日8.5時間の睡眠をとるパターンを2週間続け、その後5.5時間の睡眠を2週間継続した。
その結果、十分な睡眠では平均体脂肪減量は約1.4キロで、除脂肪体重(筋肉など)の減少は約1.5キロ。一方、少ない睡眠では平均体脂肪減量は約0.6キロに留まり、除脂肪体重の減少は約2.4キロだった。
両方のパターンにより減少する体重は同じだが、筋肉の減少率は、睡眠不足の場合に60%も高くなる。従って、睡眠不足になると、いわゆる飢餓状態と同様の代謝状態に陥り、脂肪より筋肉が減少すると考えられている。ペネヴ博士は、「ダイエット中は睡眠時間を十分にとることが大切」と話している。
(翻訳編集・周ソンジェ)
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