【大紀元日本11月11日】カナダで9億円の宝くじを当てた夫婦が、そのほとんどを寄付したとして話題になっている。
カナダCBCニュースによると、今年7月、カナダ・ノバスコシア州に住むラージ(Large)夫妻は、同国で人気の649クジの一等賞に当たり、1120万ドル (9億1千万円) を獲得した。しかし、夫妻は同賞金の98%を様々な地元の団体やチャリティーに寄付してしまったという。
夫のアレンさん(75)は、鋼鉄会社で溶接工として30年従事し、妻のヴァイオレットさん(78)はチョコレート工場で働いていた。賞金を得た頃、ヴァイオレットさんは医者からガンを宣告され、数回の化学療法を受けたばかりだった。お金でヴァイオレットさんを救うことはできないと知っていた夫妻は、寄付を決断。2人は家族に一部を分配し、その後、地元の消防署や教会などさまざまな団体に分配した。寄付した先のリストは、2ページにもおよぶ。アレンさんは、「お金で健康や幸せを買うことはできない」と述べ、他人を助けることができて、とても幸せだと語る。
「こんな巨額の賞金を寄付してしまって、後悔しませんか?」との記者の質問に、「私たちはとても幸運なので、後悔などしていないし、なんの不満もありません」とヴァイオレットさんは語った。
(翻訳編集・李頁)
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