【大紀元日本3月9日】一糸乱れぬ滑らかな動きと、軽やかなジャンプ。天女たちの愛くるしい踊りと、躍動感あふれる青年たちの舞い。「神韻芸術団」の舞台は、神話から中国古代の物語まで、一流の華人ダンサー、歌手、音楽家が演出する異次元の世界だ。4月20日から始まる日本ツアーに先がけ、古代中国の美を追求する神韻のスタッフや出演者たちのブログを紹介する。
文/ケリー・ウェン
神韻ニューヨーク公演司会者
ケネディ芸術センターの公演で司会をした時、最も印象に残ったのは手話通訳者・ニタと出会ったこと。この時は、本当に心が震えました。なぜなら、彼女は自分の手足や身体だけでなく、内なる自己を高めるもの…心を使って聞くということを教えてくれからです。
老子曰く、「知っている者は言わず、言う者は知らず」。私たちは、時に中身のない、陳腐な話や誠意に欠けた言葉を交わし、雑多な日常生活を送っています。もし、少しでも時間を使って心を静め、心の奥底の声(耳栓を使うといいかも)に耳を傾ければ、自分自身から、そして周りの世界から、どれだけ多くのことが学べるのかということを知って驚くでしょう。自己を見つめる時間を持った時、混乱した現代社会は遠くなって、私の人生がとてもシンプルになったことを発見しました。
ですから、私が司会としてステージに上がる時は、自分の心を浄化して、心からの声を発するようにしています。観客の皆さんも、それを感じて下さっていると思います。なぜなら、誠意を持って話しをすれば、私のことを地に足の着いた人間だと思ってくれるでしょう。特に、中国5千年の歴史を表わす神韻公演の深い意味を伝えるには、まず私たちが清廉で謙虚になる必要があるからです。
ニタは、手話による私の名前と、挨拶の仕方を教えてくれました。ニタの「唇読能力」には驚きです。羊の骨付き肉をほおばりながら話している時でも、私たちが喋ったことは全部、彼女に分かっています。また、手話はそれぞれの文化によって異なり、方言があるということもニタが教えてくれました。彼女の司会は素晴らしく、手話はステージのダンサーたちと同じく、自然で落ち着きがありました。
その他のニュースと言えば、CNNニュースから私たちが取材を受けたことや、VIPレセプションで多くの神韻ファンとお会いできたこと。その中には、すでに次の公演を見に行く計画を立てているファンもいました。
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